にゃいっちぃと電車のきっぷ(Panda NEKO No.1 ブログ)
ホームページと連動して、鉄道模型やギミック(仕掛け)にこだわった鉄道おもちゃの製作など、鉄道関係の話題を紹介していきます。
プラレールアドバンス(発売元:株式会社タカラトミー)がはじめて発売されたときに、“脱線して楽しく遊べない!”とパニック的な騒動が起り、メーカーも広報活動から仕様の変更やパーツの追加などまで、いろいろと対策を行いました。
しかし、どういう訳か相変わらずブログの関連記事へのアクセスも多く、また検索などでも「プラレールアドバンス 脱線」というワードなどで、その解決を求めている方が多いのがわかります。

もちろん、このブログでも、できるだけガラス板のような平面上でレイアウトを作ることの推奨や、カーペット上など条件が悪いところでの設置対策(橋脚を使用して高架化など)、このほか、レールの継ぎ目に注意する(レールの段差をなくす)などを案内してきました。
また、メーカーが追加で製作した動画では、ゆがみや変形したレールの交換やレールの清掃なども呼びかけています。
(URL プラレールアドバンスの追加されたスタートアップガイド)
http://www.takaratomy.co.jp/products/plarail/plarail_advance/movie4.html
※タカラトミー公式サイトより

参考として、製品では次のような対策がとられています。
(写真1 第2弾から車輪のフランジを長くする)
第2弾から車輪のフランジを長くする
※結果、Nゲージのレールは走行できなくなり、互換性は失われてしまいました。
(写真2 ガイドレールの販売)
ガイドレールの販売
(写真3 取扱説明書~使用できないレールの説明)
取扱説明書~使用できないレールの説明

では、どうしてそれでも脱線問題が完全解決しないのかと考えていたところ、先日、既存のプラレールとプラレールアドバンスが一緒に置かれている大手量販店で購入する商品を少し長い時間悩んでいたときに、何人(何組)かのお客さんの会話などもヒントになって、これまでの問題となる条件をクリヤーさせた上で、脱線の原因を究明するための実験を行いました。すると、意外なところで問題を発見することとなりました。

それは、「車両のスイッチの操作」です。

メーカー公式のビデオでは、ガイドレール上でしかスイッチの操作を案内していませんが、実際には通常のレール上で、電源のON-OFFや前後の切り替えなど、少々力のいるスイッチを操作することのほうが多いと思われます。
このときに、感覚が慣れていないと脱線確率が非常に高まります。

“すなわち、走行中に脱線するのではなく、はなから脱線してしまうのです。”

実際に、プラレールアドバンスがはじめてで、鉄道模型をしない、うちのMERU NEKOさん(女性)に、車両をきちんと線路上にのせた状態でコツを教えずにやってみてもらったところ、予想通り上手く走らせることができませんでした。そのうち、「ちゃんと走らないからつまらない!」と、当初ネット上を駆け巡ったのと同じようなセリフが出てきました。(説明してからは、すぐにできましたけれど・・・。)
私自身も、何度もやっていて気がついたのは、スイッチを操作する際に“垂直方向の力を少し抜くと、思っている以上に簡単に脱線する”という感想を持ちました。
(写真4 スイッチの切り替えのときに力を入れる方向)
スイッチの切り替えのときに力を入れる方向
(写真5 脱線確率の高い車輪の位置・動力車の隣の車両)
スイッチの切り替えと同時に力を入れる方向

このほか、新たな問題点ではありませんが、まだまだ、既存のプラレールと同じ条件で走ると思っている方も多く、皆さんが説明書をきちんと読んだり、公式ページのビデオを見るとは限らないという単純なこともあります。(感覚的に、わかりやすく使えるというのも、玩具としては重要な要素だとも思います。)ちなみに、歴史の長いプラレールでも、レイアウトがつながらないとか、脱線するとか、永遠にいわれているくらいですから・・・。

どうにもならないようなことはさておき、原因をきちんと探った方がよいような問題点については、今後もいろいろと研究して、多くの皆さんが鉄道おもちゃで楽しく遊んでもらえるように考えていきたいと思います。
サイズ的には、正直なところやや私好みではありませんけれど(とは言っても、かなり面白いです。)、普及が難しいといわている“フランジのある車輪の鉄道おもちゃ”として、何とか成功してもらいたいと思っています。

最後におまけですが、実車や既存のプラレールでも起こる複合脱線(いろいろな要素が絡み合い、はっきりとした原因を特定できない脱線)も、非常に低い確率(実験では1回だけ)ですが、実験の結果プラレールアドバンスでもおこることはあります。もちろん、これは参考までにということで今回のテーマとは関係ありません。
※ちなみに、既存のプラレールではかなりの頻度で発生します。

★関連記事のご案内
2011/10/15の記事「プラレールアドバンスの脱線対策
http://pandaneko1.blog120.fc2.com/blog-entry-510.html

★プラレール相模鉄道7000系の続報
2012/07/21の記事で、「プラレール相模鉄道7000系」発売をお知らせしましたが、相鉄線の車内に中吊り広告が掲出されていました。
(写真6 相鉄10000系車内 プラレール7000系発売の中吊り広告)
相鉄10000系内 プラレール7000系発売の中吊り広告

こちらの販売開始も楽しみです。
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コメント
コメント
中間の存在を理解してもらうのは難しいですね
無責任男。様
確かにいわれてみると、プラレールも力があるので、スタートさせるときにそのようなことがおきたりしますね。
それから、プラレールアドバンスは、おもちゃと鉄道模型の微妙な位置ですが、玩具店に並び、対象年齢も比較的低いので、プラレール同様にお子さんや女性の方も多く手に取られると思いますから、技術的な側面ばかりではなく、使用者の環境というところにも注目してもらえるといいなと思います。
あと、相鉄7000系は楽しみですね。無責任男。さんが作られた700系モヤ700形(事業用車)との並びも楽しそうです。ちなみに、すでに廃車となってしまった5100系や2100系も小改造で作れそうですね。
2012/07/25(水) 22:22:24 | URL | Panda NEKO No.1 #cZE63iUQ [ 編集 ]
おもちゃの扱い方の弱点ですね。
今回のアドバンスの検証結果を拝見し、確かにと納得してしまいました。 私も何年も運転会をやっていますが、先頭モーターのプラレールでさえ、スイッチ投入後脱線させてしまい周りの情景をなぎ倒してしまうことがあるくらいです。
しっかり抑えているようで実は・・・ な感じですね。
プラレールとは違い模型に近く、隣の車両との連結もしっかりしているアドバンスだからこそ、ガイドレール上でのスイッチの扱いや通常レールでのスイッチの扱い方等の説明はとても重要なファクターであることが判りますね。
スーパーレールしかりですが、模型とおもちゃの間に属するこれらの商品は、その扱い方や商品展開の難しさを改めて知ったという感じですね。
それから、相鉄7000系は1セットだけ買おうかと思っています。 自分で作った700系と並べて見たいと思っています。
2012/07/25(水) 19:38:27 | URL | 無責任男。 #- [ 編集 ]
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