エントランスでは、横浜市電1501号車のオブジェが出迎えてくれます。マスコンもちゃんとついているのが面白いです。
(写真1 横浜市電1501号車のオブジェ)

ショップでは、たくさんの鉄道関連グッズがんばいされていますが、まずは、横浜市電のペーパークラフトです。種類が多く充実しています。手前には、車両4両と軌道が入った保存館車両セットもありました。
(写真2 横浜市電のペーパークラフト)

もちろん、横浜市交通局のオリジナルグッズもたくさんあります。キャラクターの“はまりん”は、交通系キャラクターとしては、早くに登場しましたけれど、現在も大人気です。
(写真3 はまりんグッズ)

そして、玩具店では定番のトレーンの電車模型なども充実しています。バスも、京浜急行・東急・相鉄などまで、いろいろと並んでいました。
(写真4 トレーン電車など)

さらに、京急については、600形の鉄道模型(グリーンマックス・Nゲージ)まで販売されています。
(写真5 京浜急行600形の鉄道模型)

お洒落なマークも目を引きます。
(写真6 お洒落なマーク)

12回に渡って掲載した「横浜市電保存館 リニューアル後」は、これで終わりです。
来年には、Nゲージコーナーのリニューアルも予定されていることもありますし、また楽しみに行きたいと思っていています。
横浜市電保存館
神奈川県横浜市磯子区滝頭3-1-53
開館時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
※春休み・夏休み・冬休み期間中は月曜日も開館
年末年始(12/29~1/3)
料金
大人・高校生100円
小・中学生50円
65歳以上・就学前児童は無料
高校生以下は土曜日無料
当日の横浜市営バス一日乗車券もしくは地下鉄バス共通一日乗車券の提示で、大人・高校生は50円、小中学生は無料となります。(地下鉄のみの一日乗車券を除く)
なお、ファミリー環境一日乗車券の提示では、5人まで上記割引対象となります。
2013年10月13日(日)に、市電保存館開館40周年記念祭の開催が予定されています。
ずらりと並ぶ保存車両は、いろいろな方向幕表示を出しています。私が個人的に一番気になるのは「麦田」です。
今でも、横浜市営バスのバス停はありますが、市電の歴史に関わるこの地を守りきれず、前市長時代の改革で定期券売り場が廃止となってしました。
(写真1 麦田ゆきの方向幕表示)

そして、特徴ある1100型の前面部分も気になります。
(写真2 1100型の前面)

あと、市電体感コーナーでは、滝頭(たきがしら)の車庫側に、以前の記事で掲載した停留所の看板が並ぶ通路があります。
(写真3 停留所の看板が並ぶ通路)

また、分岐器と転てつ機や、レール運搬用台車なども、案内をつけて展示しています。
(写真4 分機器と転てつ機)

このほか、屋外になりますけれど、市電の車輪も展示しています。
(写真5 屋外に保存してある市電の車輪)

再び、建物内にもどり、入口のショップ前には、市電の年表もわかりやすく掲示されています。
(写真6 ショップ前の年表)

横浜市電保存館の話題は、次回、12回目で最後になります。
今回は、市電体感コーナーから、少し地味なところに注目してみます。
まずは、車内からで、昭和の時代のバスとほぼ同じような出口の案内やミラーです。1104号車
(写真1 出口の案内とミラー)

続いて、東洋電機製のマスコンです。523号車のものですけれど、リニューアル前の映像を見ながら運転しているような気分になれる装置のシールが、そのまま残っていました。
(写真2 東洋電機製のマスコン)

昔は、市電に限らす、いろいろなところで見かけたスイッチです。ナショナル(松下電器)のマークが入っているようです。
(写真3 尾灯などの切り替えスイッチ)

1601号車の運転台には制帽も置いてあり、とてもいい雰囲気です。
(写真4 運転台の制帽)

車外に変わりますが、建物の柱には、停留場名の看板がずらりと並んでいます。リニューアル前と同じですが、全体がきれいになったので、とても見やすくなった感じがします。
(写真5 停留場名の看板)

そして、リニューアルで、バリアフリーにも対応したようです。
(写真6 バリアフリー対応)

横浜市電保存館の話題は、あと1~2回続きます。
鉄道模型コーナーに続いては、地下鉄運転シミュレーターで、横浜市営地下鉄ブルーラインの車両(2000形)のようになっています。
(写真1 地下鉄運転シミュレーター)

シミュレーションコーナーのドアには、運転時間のほかにも、たくさんの案内が掲出されていました。
(写真2 シミュレーションコーナーのドア)

さて、ここで再び市電体感コーナーにもどります。市電に使われていた部品もいろいろと展示されていますけれど、製造銘板も気になるものの一つです。
(写真3 横浜市電の製造銘板)

先日の方向幕などと同様に、陳列ケースに入れられて見やすくなっています。
(写真4 市電部品の陳列ケース)

このほかにも、大型の部品として、集電装置のビューゲルやトロリーポールも見やすい位置に展示しています。
(写真5 集電装置)

さらに、モーターなども、カットされて、仕組みがわかるような状態で見ることができます。
(写真6 東洋電機製のモーター)

横浜市電保存館の話題は、次に続きます。
今回は、展示されているOゲージで、京浜急行 デ51形・デハ420形からです。実車がある久里浜工場を思い浮かべるほど迫力があります。
(写真1 Oゲージ 京浜急行 デ51形・デハ420形)

その下には、相鉄5000系です。色もデザインも、こんな時代があったという感じがします。
(写真2 Oゲージ 相模鉄道5000系)

さらに、伊豆急100系などもあります。こちらは、1両だけですが、実車が復活しているのが嬉しいところです。現役で活躍していた当時も、乗ったことのある車両です。
(写真3 Oゲージ 伊豆急行100系)

上記の車両は、ほんの一部で、吉村氏(故人)から横浜市に寄贈されたものを「吉村コレクション」のコーナーとして展示しています。
(写真4 Oゲージ 吉村コレクションコーナー)

さて、横浜市電といえば、横浜市営地下鉄の模型も気になります。別の場所に、精巧に作られた鉄道模型が展示されています。
ちなみに、3000形の模型の下の方には、“製作会社 東急車輌製造株式会社”と書かれています。
(写真5 横浜市営地下鉄3000形)

(写真6 横浜市営地下鉄の鉄道模型)

横浜市電保存館は、市電だけではなくいろいろと楽しむことができます。
横浜市電保存館の話題は、次に続きます。