にゃいっちぃと電車のきっぷ(Panda NEKO No.1 ブログ)
鉄道模型や鉄道おもちゃの電子工作(3件の特許取得)を含む製作などと、鉄道関係の話題を紹介していきます。第22回 国際鉄道模型コンベンション(JAM)に、今年・2023年も出展します。
100円ショップのSeria(セリア)で、鉄道模型のライトアップなどにも使えそうな、「インテリアスポットライト」という、スポットライト型のLEDミニライトを見つけて、使ってみました。
(写真1 インテリアスポットライト 100円LEDライト)
インテリアスポットライト 100円LEDライト

全体が、およそ4×5.5cmくらいのサイズのため、電池はボタン型のLR44×3個使用します。
電池は別売りで、同じショップで4個100円(税抜き)のものもありますので、実質1個200円くらいです。
(写真2 LR44×3個使用 別売り)
LR44×3個使用 別売り

電池が別売りということもあり、交換もできるような設定になっています。
(写真3 ボタン型電池の装着)
ボタン型電池の装着

LEDやスイッチが一体となった電池ボックスを本体にセットすると、簡単にON・OFFができるようになります。
(写真4 本体へ電池ボックスをセットする)
本体へ電池ボックスをセットする

懐中電灯代わりにもなるので、なかなか便利な小道具だと思います。
昔、音楽関係のことをしていたことがあり、その時に使っていたKORGのチューナー AT-1を今も持っています。
鉄道(模型)関係では、経験も道具も使わなくなるかと思っていましたが、時代も変わり、駅メロディーや通称:ドレミファインバーター(車両)など、それらが何かと役に立つことも多々あります。

そんなこともあって、チューナー「AT-1」も使い続けている道具の一つですが、ついに調子が悪くなって、あきらめる前に修理できるかチェックすることにしました。
(写真1 KORG チューナー AT-1)
KORG チューナー AT-1

購入した当時は相対的に高く感じましたし、新たに買うほどの登場機会もないので、ひとまず、開けてみることにします。
(写真2 コルグ チューナー AT-1を開ける)
コルグ チューナー AT-1を開ける

昔の製品ですので、ねじを外せば、すんなりと開けることができます。
(写真3 AT-1の内部)
AT-1の内部

基板を外して、大体の仕組みを把握して、怪しいところを順にチェックしていきます。
(写真4 AT-1の基板)
AT-1の基板

結果的には、電池のスナップ(接触不良)だけが問題でしたので、手持ちのものと交換するだけで、問題なく使えるようになりました。
(写真5 故障部分の電池スナップ)
故障部分の電池スナップ

いつものことですが、捨てる前に、ちょっと悪あがきをしてみるのも、いいかもしれないと思うところです。
(写真6 交換した電池スナップと006P電池)
交換した電池スナップと006P電池

直ったところで思い出したのは、当時は電源アダプターを買おうとは考えませんでしたが、しかしながら、電池の消費も激しかったので、今なら買わなくても9Vの電源が余っていると張り切ったところ、最近すっかり見ないと思っていた“センターマイナス”(極性)でした。
(写真7 センターマイナスのアダプター表示)
センターマイナスのアダプター表示

そのままでは使えませんので、信号機関連の製作後にばらした部品を使って、極性変換コードを自作しました。
これで、+-(極性)を入れ替えることができ、動作も確認してひと安心です。
(写真8 自作の極性変換コード)
自作の極性変換コード

おまけですが、ヴァイオリン ピッチパイプも一緒にしまっていました。
こちらは、チューナーとちがって、最近は全然でもありませんし、今のところ使う予定もありませんが、まだきれいなものなので、一緒に取っておくことにします。
(写真9 ヴァイオリン ピッチパイプ)
ヴァイオリン ピッチパイプ

はじめにも触れましたけれど、鉄道(鉄道模型)にかかわっている限り、これからもチューナーは、時折、あると便利なことがあるはずなので、大切に使っていきたいと思います。
照明器具(シーリングライト)を、蛍光灯からLEDにタイプに複数まとめて交換することになり、セットになっていたリモコンも廃棄されることになりました。
大手電気メーカーのロゴが入ったまだ使えるリモコンがもったいなく感じたので、お約束のように分解してみたところ、電池ボックスが作れそうだったので、該当部分以外を切り落として、残ったところをヤスリがけしました。
(写真1 照明器具 シーリングライト用のリモコン分解)
照明器具 シーリングライト用のリモコン分解

予想以上に、きれいな白い単3形乾電池×2本の電池ボックスができあがりました。
これなら、鉄道模型や鉄道おもちゃ(プラレール)などの電子工作に使えます。
(写真2 廃棄リモコンから電池ボックスを製作)
廃棄リモコンから電池ボックスを製作

このほかにも、赤外線LEDなど、電子パーツもいくつか流用できそうです。
(写真3 使えそうな赤外線LED)
使えそうな赤外線LED

うちには、ほかにもこういったものがありますけど、新しいものになって、もう少し活躍してもらいます。
鉄道模型などの撮影に、メインで使用している照明の1つが、103系(京浜東北線)の撮影をしようとしたこところ、突然点かなくなってしまいました。
蛍光灯が切れたという感じではないので、急遽、分解して故障個所を見つけることにしました。

まずは、電子回路が収まっている胴体部分を開けました。
ここの開け方がなかなかわからず、ちょっとてこずりましたが、力を入れながらスライドすることで、ようやく回路が出てきました。
(写真1 デスクスタンドライトの回路)
デスクスタンドライトの回路

日本の大手メーカーの名がついた製品ですので、基板上の回路そのものが故障している確率はかなり低いので、タッチセンサのあたりからチェックしていきます。
(写真2 タッチセンサ)
タッチセンサ

あと、気になるところとしては、底面が接していることを確認するスイッチなど、物理的に動く個所を点検していきます。
(写真3 スイッチ)
スイッチ

基板回路の周辺は、とくに問題がなさそうだったので、まさかと思いつつも、蛍光灯付近も分解することにしました。
そうしましたら、かなり予想に反して、太いコードが完全に断線していました。
経年でねじが緩み、本来の角度よりも首を振るようになって、無理がかかっていたようでした。
(写真4 断線箇所)
断線箇所

そこで、はんだ付けを行い、もう一方の線と共に、断線箇所を強化しました。
そして、確認のため、プラグをコンセントに差して、ショートさせないように注意をしながら、タッチセンサに触ったところ、無事点灯し復活しました。
(写真5 蛍光灯点灯確認)
蛍光灯点灯確認

だいぶ使ってきていますが、今ここで買い替えになると、鉄道模型の車両がケースで買えるくらい費用がかかりますので、直って助かりました。
なお、各所のねじも締め直し、掃除もしましたから、これで、まだまだ活躍してくれると思います。
2012年から4年間、鉄道関係をはじめとする各種データを保存してきたポータブルハードディスクが、接続(接触)不良を起こして、電源が入らなかったり、データを読み込まなくなってしまいました。
このポータブルHDDは、アイ・オー・データ機器の「HDPC-UT1.0S」で、購入後比較的すぐに故障した曰く付きです。
ちなみに、その際は保証期間内で、明らかにHDDの初期不良に近い故障でしたので、無償で速やかにメーカーにて修理を行っていただきました。
(写真1 I-O DATA HDPC-UT1.0S)
I-O DATA HDPC-UT1.0S

今回の故障は、すでに保証期間も過ぎて、修理すればかなりの費用がかかることと、HDDに接続している基板が怪しいことから、ハードディスクだけでも生かせないかと思い、分解することにしました。
(写真2 HDPC-UT1.0SのUSB3.0ケーブル接続部)
HDPC-UT1.0SのUSB3.0ケーブル接続部

ケースの分解に当たっては、(ケースは)壊してもいいかなと思いつつも、無事に修理できたときには、元通りに使いたいため、「データ復旧のパソコンサポートやまもと」様で公開してる記事を参考にさせていただきました。
(写真3 ポータブルHDDのケースを開ける)
ポータブルHDDのケースを開ける

修理を専門にされている方だと簡単なようですが、プラ製のケースということもあり、作業は慎重に進めます。
(写真4 はじめにツメを外すところ)
はじめにツメを外すところ

1つめのツメを外すのに、かなり手こずりましたけれど、力と角度の加減がわかってからは、少し外しやすくなりました。
(写真5 順番にツメを外していく)
順番にツメを外していく

記事の案内通り、片側がすべて外れれば、カバー上部は簡単にとれました。
(写真6 片側のツメが外れカバーを取り外したところ)
片側のツメが外れカバーを取り外したところ

つづいては、ケース下側より、ハードディスクを取り出します。
(写真7 HDDをケースから取り外すために浮かせる)
HDDをケースから取り外すために浮かせる

写真の部分を浮かせた後は、USBのコネクタの引っかかりに注意ながら、脇のツメに力を入れすぎないように外して、ハードディスクをUSBの基板がついたまま取り出します。
(写真8 USBのコネクタに注しながらツメを外す)
USBのコネクタに注しながらツメを外す

ここまで、作業ができれば、ひとまず安心です。
(写真9 ケースからハードディスクを取り出したところ)
ケースからハードディスクを取り出したところ

最後に、S-ATAと電源接続部分が一緒になった基板を、HDDから引きはなします。
HDDに損傷がなければ、データを取り出したり、最悪でもフォーマットして再利用できます。
(写真10 ハードディスクからUSBの基板を取り外す)
ハードディスクからUSBの基板を取り外す

さて、ここからは、固有の問題となりますので、自力で解決することになります。
また、目標としては、できれば再利用にとどまらず修理なので、基板の故障箇所を見つけます。
ルーペを使って見てみると、もとのハンダ付けがしっかりしていない箇所がありました。
ここが怪しいので、ハンダ付けを行ったところ、予想通り接触不良が解消しました。
※今回は、テスターの出番はなく解決しました。
(写真11 接触不良箇所のハンダ付け)
接触不良箇所のハンダ付け

修理を終えて、ハードディスクをケースにもどすときは、比較的簡単ですが、USBのコネクタ部分とツメの一部は、力任せに入れると折れそうなので注意が必要です。
(写真12 ツメに注意しながらHDDをケースにもどす)
ツメに注意しながらHDDをケースにもどす

ケースにもどし終わってからPCと接続を行い、正常に動作することを確認して、さらに「CrystalDiskInfo」でもチェックを行いました。
通電したりとまったりを、短い間隔で繰り返したりもしましたので、かなり心配していましたが“正常”ということで一安心です。
データもしっかりと読み書きできています。
(画像 CrystalDiskInfoデータ)
CrystalDiskInfoデータ

まだ4年と考えると、メーカーでの修理にしても、新規購入にしても、なんか損をしたような気分になってしまいますので、無事に直すことができて、とても助かりました。
PCについては、いろいろなマニュアルを公開してくださっている方が多いので、とてもありがたいと思っています。

※故障は必ず直せるものではありませんので、基本的には、何も手をつけない状態で、メーカーなどに修理を依頼してください。
また、記載の内容については、あくまでも資料として残しましたので、参考にされる場合は、自己責任でお願いいたします。