まずは、そのAE100形の特徴でもある自動販売機コーナーです。自動販売機が2台設置されていますが、1台は節電ということで、発売中止になっていました。
(写真1 京成AE100形の自動販売機コーナー1)

(写真2 京成AE100形の自動販売機コーナー2)

この自動販売機の前は、カウンターが設置されていて、外の景色を見ながら飲み物を飲んで一息つけるようになっています。
(写真3 自動販売機コーナーのカウンター)

さて、再び車内の話題に戻りますが、京成成田に近いところは、田んぼや山林が広がるのどかな景色を見ることができます。途中、風車などが見えることろもあったりします。
ちなみに、今回乗車したのは、平日のシティライナー90号でしたけれど、同じ車両には私たち以外は乗車しておらず、貸切状態でとても快適でした。また、京成成田から青砥まで乗車しましたところ、所要時間が46分かかり(京成成田-京成上野間は1時間2分)、乗車しているときの体感としても、スカイライナー時代と比べるとかなり遅くなったという感じでした。
(写真4 車内から見るのどかな景色)

シティライナーは、途中、京成船橋駅に止まります(乗車もできます)が、関連してドアに案内が書いてあります。船橋駅で思い出したのは、同駅に着く前に、車掌さんの車内巡回の際に、気の利いた嬉しい声かけがありました。車両基地を見学して喜んでいたところでしたが、さらに京成電鉄の好感度がアップです。
(写真5 ドア付近と船橋駅での案内など)

私は、このあと京急線の沿線に用事があったので、都営浅草線経由で戻るため、青砥から京成押上線へ乗り換えました。ラッキーなことに、途中からエアポート快特になる列車に乗車することができました。
ここからは、おまけの話になりますが、京成成田駅構内のサンエトワール京成成田店には、「成田あんパン」という名物があると、リス丸さんから教えていただきました。列車の到着が迫っていましたが、これだけはと思い購入しました。“成”と丸で囲んでありとてもわかりやすいです。
(写真6 京成成田駅名物のあんパン)

家に帰ってから、割って中身を確認後に食べてみましたが、小豆とクリームがたっぷり入っていて、とてもおいしかったです。値段も高くないので、もっと買えばよかったと思いました。
(写真7 あんパンを割った様子)

さらに、リス丸さんからは、群馬のお土産として、「ぐんまちゃん巾着マスコット」をいただきました。
(写真8 ぐんまちゃん巾着マスコット)

中には、ブルーベリーのキャンディーが入っていました。これがまた、とてもおいしかったです。リス丸さんに、何なから何まで感謝です。
こんな感じで、宗吾車両基地から、帰りのAE100形シティライナーまで、とても楽しい体験となりました。
[京急×「コクリコ坂から」号の運行のお知らせ]
京急電鉄の公式で昨日発表がありましたが、スタジオジブリ作品「コクリコ坂から」のDVD&ブルーレイディスクの発売を記念して、6月11日(月)から、「コクリコ坂から」のメインビジュアルが車体に描かれたブルースカイトレインを運行するそうです。
相変わらず続いている運休によって2本しかないため、京成成田駅近くのお店で、時間まで待つことになりました。
工場見学の話に始まり、鉄道など話をしていましたら、あっという間に時間になって、慌てて駅へ向かいました。
乗車するホームに着くと、早々にAE100形のシティライナーが入線してきました。
(写真1 京成AE100形 シティライナー方向幕)

(写真2 AE100形 135)

前回、スカイライナーとして最後の頃に1度乗って以来で、シティライナーとしては初めてなので、とてもワクワクしました。
(写真3 通路から車内を見る)

とても、久しぶりなAE100形の車内ですが、懐かしさを感じるような有料特急らしいところがすてきです。
(写真4 AE100形の車内の様子)

AE100形は、新AE形の登場によりすっかり数を減らしてしまったので、座席番号なども写真に収めておきました。
(写真5 座席番号など)

京成成田駅を出発して、少しすると先ほどまでいた宗吾車両基地の脇をあっという間に通過していきます。お別れな感じが、少し寂しいです・・・。
(写真6 車内から見る宗吾車両基地)

AE100形は、日本車輌と東急車輌の2社で製造していますが、乗車した138編成は、東急車輌製です。
(写真7 東急車輌の銘板 平成3年)

次回は、AE100形の自動販売機のコーナーなどをご紹介する予定です。
[京急の記念乗車券について]
京急電鉄の公式サイトで、「L’Arc~en~Ciel 20th L’Anniversary EXHIBITION 記念乗車券」の発売が告知されています。
2012年6月9日(土)7:00~京急線・品川駅のみで、1,000 セット限定発売(1人2セットまで)、4,500 円(税込)で販売するそうです。
L’Arc~en~Ciel 20th L’Anniversary EXHIBITIONエントリーパス(期間中)の特別企画展が1回利用でき、品川駅~馬堀海岸駅電車往復乗車券や、馬堀海岸駅~観音崎京急ホテル・横須賀美術館前バス往復乗車券もついているというなかなか豪華なものです。
ガラスケースの反対側には、AE100形のモックアップがあって、いくつかの塗装を検討したことがわかります。
(写真1 京成AE100形のモックアップ)

検討用に塗り分けられたものですが、実際に採用されたものと少しだけちがいます。
(写真2 京成AE100形の塗装候補)

AE100形の運転開始にあわせて、取り付けられた「ニュー・スカイライナー 運転開始」のプレートです。
(写真3 ニュー・スカイライナーヘッドマーク)

取り付けられた車両が、実際に走行している写真も飾られていました。
(写真4 ヘッドマークをつけたAE100形の写)

このほかにも、京成電鉄の記念切符や車両のパンフレットなども、きれいに並べられています。
(写真5 保存されている記念切符など)

さらに、「スカイライナーの方向幕」や、成田空港と羽田空港間を京成線-都営浅草線-京急線で直結した際のプレートもありました。
(写真6 スカイライナーの方向幕)

(写真7 成田空港-羽田空港 直結)

このような感じで、車内の一部ではあるものの、展示コーナーはかなり充実していました。とても、楽しい時間でしたが、いよいよお別れの時間がやってきてしまい車両から出ることになりました。
なお、このAE61の台車は、3400形に再利用されているため、仮のKS-116型という台車になっています。
(写真8 仮のKS-116型の台車)

車両を降りると、案内してくださった職員さんにヘルメットをお返しし、丁重にお礼のご挨拶をしてお別れとなりました。
ちなみに、担当の方は、親子2代京成電鉄の職員さん(どこかの会社でも聞いたような・・・。)とのことで、昔のことにも詳しく、いろいろなことをとても親切に教えてくださいました。本当にありがとうございました。
そして、管轄外とおっしゃっていましたが、施設部の車両を写真に収めて、工場見学は終了しました。
(写真9 施設部の車両)

この工場見学では、見学の記念品として、歴代スカイライナーの下敷きと、それを入れるためのAE100形が描かれた袋までいただきました。
(写真10 見学記念品の下敷き)

なんと、12回ににも渡って、工場見学の話題を記事にしましたが、それだけ内容が濃く楽しいものでした。
リス丸さんに、とてもすばらしい機会をつくっていただき、感謝しています。
工場見学の話題は、これで終わりますが、リス丸さん(たち)と延長して、京成電鉄を楽しんできましたので、タイトルを変えて(カテゴリーは一緒にします。)2回ほど、その話を記事にしたいと思います。
まずは、車両側面の種別・行先方向幕を操作盤で設定して、動作を体験するものです。
(写真1 京成AE61 保存車両内の行先表示器)

(写真2 行先表示器 設定操作)

このほかに、前面部分の種別や行先を表示する妻方向板もありました。
(写真3 行先表示 妻方向板)

方向幕・妻方向板、どちらも、こんなセットで販売してくれると、いいなと思いました。
そして、両サイドにガラスケースが設置されていて、光が差し込む方には、初代AE形に関するものを中心に展示されていました。
(写真4 展示物のガラスケース)

お約束のような感じですけど、初代AE形のモックアップもありました。
(写真5 初代AE形のモックアップ)

このほかも、実際の車両に使用した「ブルーリボン賞受賞記念」や「團十郎号」のプレートも写真とともに展示してありました。
(写真6 ブルーリボン賞受賞記念)

(写真7 團十郎号)

同じケースの下段には、AE形のものではありませんが、「通勤特急」を表示した種別幕もありました。
(写真8 京成種別幕 通勤特急)

次回の宗吾車両基地 工場見学は、もう一方のケースに展示されているAE100形などの保存品をご紹介する予定です。
[京急ファミリー鉄道フェスタ2012 まで あと4日]
5月27日(日)に京急ファインテック久里浜事業所で開催される“京急ファミリー鉄道フェスタ2012”まであと4日となりました。今のところ、天気も良さそうな予報なので、楽しみにしています。
初代AE形スカイライナーで保存されているのは、AE61で、白地(アイボリー)に青と赤の最後に活躍した塗装になってます。
この塗装の初代AE形を正面から見ると、なぜか“京成パンダ”を連想してしまいます。
(写真1 宗吾車両基地 保存車両 京成AE61)

側面の戸閉め表示灯の脇には、“skyliner”のロゴもあります。
(写真2 skylinerロゴ)

車内は、まず最も近い乗務員室へ入りましたが、特急車両を感じさせるつくりになっています。
(写真3 京成 AE61 運転台)

このほかにも、放送装置を始め、有料特急用らしい設備が備わっています。
(写真3 乗務員室内)

(写真5 放送増幅器)

また、ドア開閉スイッチは、1・3・5・7号車用と、後ろ2両用の2つか並んでいます。
(写真6 ドア開閉スイッチ)

続いて、客室の方に向かいましたが、座席の雰囲気が懐かしさを漂わせています。
(写真7 スカイライナーのシート)

一部には、「転換座席(登場時)当時は、レザーシートでしたが、モケットに張り替えています。」という案内が書かれていて、色の違うものもあります。
(写真8 スカイライナーの転換座席・登場時)

東急や阪急などの一般車両でも、一部使われていますが、木目調のデザインが高級感を出しています。
(写真9 危険物持ち込み禁止と車号)

なお、このAE61含め、これと同じ編成は東急車輌製ですが、初代AE形は、昭和47年から日本車輌と東急車輌で製造されました。
おまけのような感じになりますけれど、車内には換気用のファンが設置されていました。
夏は冷房が入らず、大変暑くなるそうで、これで何とか凌いでいるそうです。
(写真10 換気用のファン)

このAE61の車内には、ミニ博物館のようになっていますので、次回は、その内容などをご紹介したいと思っています。