にゃいっちぃと電車のきっぷ(Panda NEKO No.1 ブログ)
鉄道模型や鉄道おもちゃの電子工作(3件の特許取得)を含む製作などと、鉄道関係の話題を紹介していきます。第22回 国際鉄道模型コンベンション(JAM)に、今年・2023年も出展します。
箱根登山鉄道のポイントをプラレールで鉄道模型のような動きで再現したいということで、スプリングポイントについて、いろいと試してみました。
(写真1 箱根登山鉄道のスプリングポイント)
箱根登山鉄道のスプリングポイント

複線わたりポイントレール(R-24)を、電子工作用のスズメッキ銅線を使ってうまくいきましたけれど、もう少しなんとかしたいと考えていたところ、少し前になりますが、京浜急行電鉄の某イベントで使われていたスプリングポイントに、参照元があるという話を思い出しました。
早速、検索してみたところ、yohbun様の「自作スプリングポイント」というホームページの記事が見つかりました。※この記事は、「単線複線ポイント」です。プラレールのポイントは、一部を除きどれもほぼ同じ構造です。
(URL yohbun 様~「自作スプリングポイント」)
http://www.shirakami.or.jp/~yohbun/purakai4.html
1997年11月5日更新となっていますので、今から15年以上前に、すでにできあがっているものです。
(写真2 プラ板と両面テープで製作のスプリングポイント)
プラ板と両面テープで製作のプラレールのスプリングポイント

いろいろと実験したので、どこに力を加えれば良いかなど同じ結論ですが、やはりプラ板と両面テープで作れるのとても便利です。しかも、これは“改造なし”(不可逆的な変更を伴わない)で出来るのもベストです。
0.5mmのプラ板を、今回の製作では2~2.5mm幅で切り、強力タイプの両面テープで貼り付けました。
なお、複線わたりポイントレールの可動部は、表裏ともにつながっているので、レールを反対側にすると加工したことはわからなくなります。
また、動力のない軽い車両が先頭でも、問題なくポイントレールを通過します。

あとは、試した方法の中で、手軽に使えそうなのは、輪ゴムでスプリング仕様にするのです。
(写真3 プラレールのポイントを輪ゴムでスプリング仕様にする)
プラレールのポイントを輪ゴムでスプリング仕様にする

輪ゴムを1箇所切って、あとは緩く結びつけるだけです。先頭が動力車であれば問題なく走行します。
(写真4 あまり違和感の無いポイントレール)
あまり違和感の無いポイントレール

最後に一つ課題は、箱根登山鉄道仕様の(スイッチパック)ポイントは、4箇所のうち、1箇所だけはポイントを何らかの方法で切り替える必要があります。
ここには、機械的に自動化する必要がありますから、これから製作を進めたいと思っています。すでに仕様は考えついているので、製作時間と体力が確保できればいいなと思っています。
(まだ、完治しなくて、ようやっとの状態です・・・。しかも、この状態で1ヶ月分を取り戻すのは本当に大変です。ご迷惑をおかけします。)
「プラレール 改造や修理でレールをつなぐ接着剤」
2010/11/18の記事
http://pandaneko1.blog120.fc2.com/blog-entry-295.html
アロンアルファ・プラスチック用をご紹介しましたところ、
(「快特でも快速でもいいじゃん」の)ぺんたさんより、
セメダインPPXもあるということをお知らせいただきました。
(同記事のコメント欄参照)

今回、いつもの電子部品店へ買い物に行ったところ、
同行したMERUNEKOさんが「もしかして、これ?」と、
その接着剤を発見しました。
ということで、早速購入しましたので、ご紹介します。
(写真1 プラレール レール用接着剤 セメダインPPX)
プラレール レール用接着剤 セメダインPPX

セメダイン株式会社から発売の「強力瞬間セメダインPPX」です。
この店では、1,100円で販売していました。
前回ご紹介のものと比べお値段は2倍しますが、
内容量が3倍なので、もしかするとお得かもしれません。

ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコーンゴム、ポリアセタール、
フッ素樹脂などが接着できるとのことで、自動車部品、電化製品、
模型・・・と書いてあります。
でも何より、よくみるとパッケージの写真は、
他ならぬプラレールなのです。
(写真2 セメダインPPXのパッケージアップ プラレール)
プラレール レール用接着剤 パッケージ

割れたプラレールのレールに、500系新幹線、赤い架線柱と
トンネルが写っています。
しかも、「今までつかなかったものが強力に接着」と・・・。
そこで思い出すのが、はじめのきっかけを作ってくださった
はみやまさんが言っていたものは、たぶんこれではなかった
のかということです。
(写真3 プラレール レール用接着剤 セメダインPPX構成)
プラレール レール用接着剤 セメダインPPX構成

さて、商品の構成ですが、前回のアロンアルファとほぼ同じで、
プライマー、接着剤、綿棒、そしてこれにはノズルが
6個ついています。

こちらも、これから使ってみたいと思いますが、プラレールの
レール改造もしやすくなりましたし、修理もできるということで、
大変便利になりました。
教えてくださった皆さんに感謝いたしております。
ありがとうございます。
運転会などでお世話になっている はみやまさん から
プラレールのレール用という接着剤が売っているらしい
という情報を数ヶ月前にいただきました。
詳しいことはわからないので探してみてはどうかと・・・。

レールの修理や改造を試みた方はご存じだと思いますが、
材質の関係で、一般の瞬間接着剤では、車両とは違い
レールを接着することができません。

機会あるごとにいろいろと探していましたが、なかなか
見つけることができませんでした。しかし、都内の
ディスカウントスーパーでお買い物をしているとき、
「プラスチック用」と書かれたものがあることを発見しました。
しかも、その下には「ポリプロピレンにも」書かれてます。
ポリプロピレン(PP)といえば、プラレールのレールの材質です。
探していたものとは別のものですが早速購入しました。
(写真1 プラレール レール用接着剤)
プラレール レール用接着剤

これは、いつも利用している瞬間接着剤アロンアルファの
プラスチック用で、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタンを
対象とするものです。
発売元:コニシ株式会社 ※480円+消費税で購入
このプラスチック用接着剤は、プライマー(接着補強剤)、
接着剤、綿棒の3点で構成されています。
(写真2 瞬間接着剤アロンアルファ プラスチック用の構成)
瞬間接着剤アロンアルファ プラスチック用の構成

材質の用途が合っているからといって、必ずしもうまく接着できる
とは限らないので、曲線レールを使って実験することにしました。
まずは、曲線レールを半分に切断します。
(写真3 プラレール 試作用曲線レール)
プラレール 曲線レール

説明書きに従って、接着面にプライマーを綿棒で塗り、
5?10分ほど待ちます。
(写真4 接着増強剤・プライマーを接着面に塗る)
接着増強剤・プライマー

そして、接着剤を塗って、レールを合わせます。
(写真5 レールとレールの接着)
接着剤

さて、どうなったか・・・?結論を先に言いますと、
実用レベルの強度で接着することができます。
ただし、接着面が少ないので、力を入れれば折れてしまいます。
本当は、中央部や側面に板を当てれば、かなりよいのでは
ないかと思います。
(写真6 接着・完成したプラレールの曲線レール)
完成した曲線レール

注意点としては、少しでも隙間があると極度に強度が下がるので、
接着面を平らにすることが必要です。
今回は実験ということで、紙やすりを使い、その削りかすを
利用しながら埋めたりもしました。
また、瞬間とはいうものの、一般用のようにすぐに硬化しません。
少し時間をおく必要があります。
※力がかかる部分の修理には向かないかもしれません。

これで、また改造の幅が広がりました。
レールの接着は完全にあきらめていましたので、
探すきっかけを作ってくださった はみやまさんに、
大変感謝しています。ありがとうございます。

[2010/11/18 追記]
ぺんたさん(快特でも快速でもいいじゃん)から
同様に使える別製品「セメダインPPX」の
ご紹介をコメント欄にいただきました。
ありがとうございます!
詳しくは、コメントをご覧ください。
※プライマーに関する貴重な情報もあります。

[2010/11/19 相互リンクのお知らせ]
☆プラレールのレイアウト学 plalayout @ ウィキ 様
プラレールレイアウトの小技やヒントを研究されています。
自動収集の最新記事紹介などもあり、便利で参考になります。

と、相互・記事相互リンクいたしましたのでお知らせいたします。
右のリンク一覧よりご覧になってください。
また、詳細なサイトの紹介は、ホームページのリンクページ
http://pandaneko1.web.fc2.com/link.html
をご覧ください。
ATS用のストップレールの量産に向けていろいろと検討して
いますが、今回は、J-24 車両基地からプラレールの改造
ストップレールを作ってみました。
ネジ部分を残した手動用のものと、ギヤボックスと
組み合わせるものの2種類です。
(写真1 プラレール改造ストップレール・J-24 車両基地)
プラレール改造ストップレール・車両基地

折角なので、ポイント部分も一般用の車両基地用の仕様?に
なるように改造しました。
(写真1 プラレール改造ポイントレール・J-24 車両基地)
プラレール改造ポイントレール・車両基地

レール以外の部分を削ってみると、車両基地以外にも
いろいろなものに使えそうな気がしてきました。
長さを測って、使い道も考えてみたいと思います。
プラレール改造 ATS(自動列車停止装置)用ストップレール
ですが、プラレール情景から改造した2灯式信号機や
試験用の回路の製作が順調に進み完成しました。
お陰様で、試験も無事成功して、試作1号機の完成です。
※ATS=Automatic Train Stop
(写真1 プラレール改造信号機とストップレール・ATS)
プラレール改造信号機とストップレール・ATS
(写真2 信号機と自動列車停止装置の試験回路)
自動列車停止装置試験回路

まず、信号機ですが、試験用に製品の2灯式信号機を
改造することにしました。
製品は、電球が物理的に上下して、赤と青(緑)を変えている
ところを、LEDをそれぞれに入れて点灯するようにしました。
青・進行には、青緑のLEDを使用してよりきれいな色に
なるようにしています。
また、元のレンズをうまく使えるように、拡散キャップを
使ってまんべんなく光るようにもしています。
(写真3 プラレール改造情景・LED2灯式信号機)
プラレール改造 2灯式信号機

そして、この信号機をセンサーを使って自動で作動させるための
回路は、タイマーIC555を使ったものを使用しました。
この回路は、ブレッドボードラジオ様で公開してくださっている
ものを、一部定数などを変えましたが、ほぼそのまま作りました。
タイマーIC555なので、赤から青への切り替えは、センサー式、
タイマー式のどちらも選択することができます。
(写真4 テスト用信号機の回路)
信号機回路

そして、前回の記事では手元スイッチで切り替えていた、
ストップレールの上げ下げを自動化するための回路です。
仕組みは、踏切の遮断器とほぼ同じなので、
エレ工房さくらい様で公開してくださっているIC555を使用した
遅延回路を今回も利用させていただきました。(リレー作動まで)
なぜ、停止装置に遅延が必要かというと、長い編成の通過にも
対応させることができるようにするためです。
この遅延回路の作動は、今後のことを考えて、信号機の赤の
出力から判断するようにしました。LED用の出力なので、
フォトモスリレーを使用しています。
(写真5 停止装置回路)
停止装置回路

あくまでも、試験用の回路なので簡単に作っています。
4灯式信号機と連動して、閉塞信号機のATSが最終目標
なので・・・。
しかし、これだけでも結構楽しめるのではないかと思います。
このくらい(2灯式のATS)なら、(タカラトミーが)製品化しても、
そんなに高くない価格で、大人から子供まで遊べると
思うのですが・・・。(余計なことはこれくらいにします。)

ストップレールの機械部分はとりあえず、カバーを作りました。
時間の関係で、それ以上はしていませんが、何か情景と
組み合わせれば、目立たなくなると思います。
(写真6 プラレール改造ストップレール ギヤ部分のカバー)
プラレール改造ストップレールカバー

そして、ギヤボックスと配線です。前回とは別の角度から
撮影してみました。
(写真7 ストップレール・ギヤボックスと配線)
ストップレール・ギヤボックス

動画にした方が、動作の様子がよくわかると思いますので、
時間があるときに撮ってみようと思っています。
実際にプラレール車両を走らせてみましたが、
結構面白かったです。

そして、引き続き小型化を目指して、試作2号機の製作にも
取りかかりたいと思っています。