にゃいっちぃと電車のきっぷ(Panda NEKO No.1 ブログ)
鉄道模型や鉄道おもちゃの電子工作(3件の特許取得)を含む製作などと、鉄道関係の話題を紹介していきます。第22回 国際鉄道模型コンベンション(JAM)に、今年・2023年も出展します。
恒例のイベントに向けて、久しぶりの鉄道おもちゃ(プラレール)関連の製作です。
箱根登山鉄道をイメージした出展用に、電子制御回路を組み込んだ信号機を作って(改造して)います。
(写真1 製作中の信号機 鉄道おもちゃ・プラレール)
製作中の信号機 鉄道おもちゃ・プラレール

その製作では、電池ボックス部分が余りますので、何か別の用途に使えるよう、丁寧に切り離します。
(写真2 別の目的に転用する予定の電池ボックス)
別の目的に転用する予定の電池ボックス

あと、量産する信号機は、メンテナンスを簡単に行えるよう、台座部分をねじ止めに変更しています。
こんな感じて、製作を進めているところです。
(写真3 プラレール信号機の台座部分)
プラレール信号機の台座部分

すでに、鉄道模型にシフトも進み、特定の鉄道おもちゃ改造関連の掲載回数は激減していますけれど、過日のテレビ番組の件でもいろいろとありましたように、上記の改造については、わかる人にしかわからない(内容などを明かすことができずに、活動や発表を縮小する)厳しい状況にありますこと、ご理解をお願いいたします。(楽しみにしてくださっている多方々には、本当に申し訳なく思っています。)
先日、閉そく信号機 4灯式の新回路が完成しましたけれど、一つくらいは、高速進行が現示できる6灯式信号機の閉そく区間用の回路をつくってみたいと思い製作しました。前作と共通仕様ですので、 鉄道模型・プラレール(鉄道おもちゃ)のどちらにも使用できます。
※左の回路は、動作テスト用のタイマー式6灯対応回路、信号機は自作のプラレールサイズ用5灯式。
(写真1 高速進行も現示できる閉そく信号機の回路)
高速進行(GG)も現示できる閉そく信号機の回路


今回のこだわりは、成田スカイアクセス線(京成・北総)タイプの高速進行のほかに、北越急行ほくほく線の5灯式で高速進行(GG)を現示して、かつ一定の閉そく区間(G)の後に高速進行となるようにも対応したことです。
また、通常は6灯式として使用する機会はほとんどないので、2~5灯式(必要によりYYも含む)の閉そく信号機の回路としても使えるようにしてあります。もちろん、R→Yの遅延・京浜急行線を含むYGFにも対応しています。
(写真2 6灯式信号機 高速進行のイメージ)
6灯式信号機 高速進行のイメージ

あとは、オプションがなくても、この回路だけで、断線した(信号が何も送られてこなかった)場合は、「Rを現示する」選択をできるようにしてあります。
(写真3 今回製作した5・6灯式兼用の閉そく信号機の回路)
今回製作した5・6灯式兼用の閉そく信号機の回路

さすがに、いろいろなものに対応して、しかもロジックICを使用した回路のため煩雑になってしまいました。
そんなこともあり、いよいよ次回作の閉そく信号機の回路は、少しずつ勉強してきたPICマイコンを使用した(仕様は共通で接続可能な)ものに、チャレンジしようと思っています。
これまでにつくった閉そく信号機の回路は、主に京急線用でしたが、都営浅草線のほか、他線でもほぼ実物と同じように現示させられるよう、回路を変更したものができあがりました。

以前の回路では、次の閉そく区間に入りきると、R-R-Yから、R-Y-YG・・・に変わるようにしていましたけれど、都営浅草線のように、先行列車との間を1閉そく空ける(Rが2連続以上)など、ちがうパターンも自由に設定できるようにしました。
(写真1 閉そく信号機 4灯 R-R-Y)
閉そく信号機 4灯 R-R-Y
(写真2 閉そく信号機 4灯 R-Y-YG)
閉そく信号機 4灯 R-Y-YG

このほか、通常は、R-Y-YG-(YGF)-Gの順に現示するものを、京急線の品川~横浜以外の区間や京急線以外でも使用できるよう、2~4灯で、YGやYGFを使用しないなど、順番を変えることもできるようになしました。
また、鉄道模型とプラレールにおいて、考えられるセンサーにできる限り対応できるようにも変更しています。さらに、断線時にRになる機能にも対応しています。(通常は、配線を簡単にするため、信号がない場合はGとしています。)

なお、製作した回路については、写真の基板で、2箇所分となっています。
(写真3 閉そく信号機の回路 鉄道模型・プラレール共通)
閉そく信号機の回路 鉄道模型・プラレール共通

この回路の量産と、成田スカイアクセス線(京成・北総線)の6灯式・高速進行にも対応した回路も製作をはじめました。こちらも、近いうちに試作回路ができあがりそうです。

本日は、このほかに「京成電鉄展 (2)プラレールレイアウト」の記事があります。
北越急行ほくほく線や、成田スカイアクセス線(京成・北総)で使用されている「高速進行」をタイマー式で(順送り)現示できる鉄道模型とプラレール共通の回路を製作しました。
なお、「高速進行」(GG)を、5・6灯のどちらでも出力できるほか、成田スカイアクセス線・京急線で使用されている「抑速」(YGF)や、「警戒」(YY)も、有る無しを選択して出力できます。
(写真1 高速進行対応の信号機回路)
高速進行対応の信号機回路

製作した目的は、「高速進行」を出したいというより、製作中の閉そく信号機・新回路の動作テストをするためです。そのため、2~6灯のすべに対応して、次の信号機への伝達順も任意に変えられるようになっています。
(写真2 6灯式まですべてに対応する回路)
6灯式まですべてに対応する回路

都営浅草線など、京急線以外にも対応した新回路の製作も順調に進んでいますので、近いうちに掲載したいと思っています。

本日は、後ほど別の話題も掲載する予定です。
今年(2013年)3月に、鉄道模型・プラレール共通 閉そく信号機の新回路のテストの記事を掲載しましたが、さらに数カ所変更を加え、修正した回路が正しく動作するか、ブレッドボード上で確認しました。
(写真 閉そく信号機 回路の変更テスト)
閉そく信号機 回路の変更テスト

変更点は、(例として)京急線と都営浅草線のちがいなどに対応させ、鉄道模型・プラレールともに対応するセンターの方式を増やしました。また、使用部品が少なくなるように調整しました。

今秋に、プラレール用のATSと連動させた動画を公開したいと思っていて製作を開始します。このブログでも、製作の経過を掲載する予定です。

本日は、この後も別の記事を掲載する予定です。