かなり前の製品ではあるものの外観はとてもきれいです。しかし、確かに電池を入れても音すらしませんでした。
(写真1 プラレール 新交通ゆりかもめ)

そこで、久しぶりに、プラレールの修理をしました。
音がしないので、ギヤは基本的に関係ありませんが、念のためチェックしておきます。
この車両については、特に問題ありませんでした。
(写真2 動力車輪・ギヤのチェック)

そもそも、全く動く気配がないので、モーターか接触不良のどちらかとなりますので、ギヤボックスを開けて分解します。
順番に調べたところ、モーターと金具の接点のハンダ付けを直し、スイッチの金具が緩く、こちらも接触不良のため角度を調整しました。
(写真3 ギヤボックスの分解)

また、経年のためグリスが変色していたことから、一度拭き取って、新しくグリスを塗り修理完了です。
しっかりと走行するようになりました。
(写真4 調整後にグリスを塗る)

皆様から修理をお受けすることはできませんが、これまで同様に、何かの参考になればうれしく思います。
※分解・修理などは推奨いたしません。自己責任でお願いいたします。
動力車のD-51蒸気機関車は、ヘッドライトが点きます。このあたりも、プラレールの蒸気機関車はライトが点きますので同じような感じです。
(写真1 スーパーレール D-51蒸気機関車)

続いて、レール部分に移り、ポイントです。鉄道模型のレールのように、リアルなつくりになっています。
(写真2 スーパーレール サークルポイント)

ポイントで分岐した先に見えていたパーツは、切り離しレールです。
(写真3 スーパーレール 切り離しレール)

このレールを使うことにより、連結器を自動で解放することができます。
また、再度同じ動作を行うと、自動で連結します。
(写真4 有蓋貨車ワムとの切り離し)

このほか、おもちゃらしいところでは、列車の方向を変えるリターンコントロールです。
発売されたものの中には、停止させるなどの機能かついたものもあります。
(写真5 リターンコントロール)

最後は、清掃・修理が終わったセットの編成です。
曲線レールを走行させるシーンは、かなり格好良く見えます。
(写真6 D-51蒸気機関車と有蓋貨車ワム80000形)

当時としては、かなり画期的だったものの、やはり中途半端なつくりや価格が、プラレールとは違って続かなかったのできはないかと思います。
しかし、鉄道模型が好調な上、さらに、HO(16.5mm)ゲージも人気が出てきているので、ニーズに応えられる改良版のスーパーレールが出てくると好評かもしれません。
いろいろなことに大らかだった、よきおもちゃの時代を感じる製品でした。
しかし、私が小学生くらいの時には、もう少し鉄道模型(HOゲージ)に近い「スーパーレール」という、プラレールの兄弟のようなおもちゃがありました。
当時、大変お世話になった先輩のお宅で結構遊ばせてもらいましたけれど、うちでは買ってもらえなかったので、ものすごくあこがれのおもちゃでした。
(写真1 スーパーレール ライト付き D-51 セット)

スーパーレールは、鉄道模型の16.5mmゲージに対して、レール幅が約22.0mmで、フランジのある車輪となっています。
ただ、そのレール幅や最近の一部のプラレールで型の使い回しがあるように、やはり、プラレールというところから抜けきらないところがあります。
(写真2 スーパーレールのレールと架線柱)

さて、この年になって突然やってきた「スーパーレール」ですが、ここへ来るということは、お約束のように、そのままでは使えません・・・。
まずは、どこかの物置などで眠っていたのか、かなりカビの臭いがひどいため、すべてを石けんとお湯で丁寧に洗う必要がありました。
電気的な部分やシールが貼られているところは、かなり気をつかう作業となります。もちろん、分解も必要です。※写真は、清掃後のものです。
(写真3 動力車のD-51を分解・清掃・修理)

せっかくなので、何かの役に立つように動力車のギヤ関係の写真です。
やはり、プラレールです・・・。往復の仕組みの部分もそのままです。
(写真4 動力車のギヤ)

車輪のほかに大きな違いは、モーターが丸形で大きいことと、単2形乾電池2個・3Vで動かすことです。
そのため、音は正常な状態でも、かなりうるさく感じます。
(写真5 スーパーレールのモーター)

そして、問題はやはり“ピニオンギヤ”のギヤ割れでした。
スイッチを入れたときに、プラレールの故障でよく聞く音がしていたのです。
ギヤの交換方法は、プラレールと同じなので、ここでは省略します。
(写真6 ギヤ割れしていたピニオンギヤ)

スーパーレールの話題は、次回に続きます。
本日は、このほかに「トランジスタ技術2014年4月号 特集はオームの法則」の記事があります。
雪の模様が出て青く光るキハ183系「旭山動物園号」(JR北海道)の電池交換は、こちらの記事になります。
(URL ハッピーセットプラレール2013電池交換~旭山動物園号)
http://pandaneko1.blog120.fc2.com/blog-entry-1108.html
このハッピーセットプラレールは、スイッチを入れるとLEDライトが赤く光り、運転士が現れます。
(写真1 ハッピーセットプラレール 成田エクスプレス E259系)

まずは、前回同様に、三角ネジで固定されてるカバーを開けるために、三角ドライバーを使用します。
なお、三角ネジが使用されているということは、本来は開けてはいけないという意味が含まれています。(電池がなくなるまでの使い捨て)このため、電池交換を行う際は“自己責任”で、十分に安全などに配慮して行って下さい。当サイト(ブログ)でも責任は一切負いかねます。
(写真2 三角ドライバー)

(URL 関連記事~プラレール用三角ドライバーを購入)
http://pandaneko1.blog120.fc2.com/blog-entry-54.html
三角ドライバーが用意できましたら、車体裏の三角ネジ3箇所を外します。
(写真3 三角ドライバーでネジを3箇所外す)

3つともネジを外すと、いくつかのパーツに分かれます。※それぞれなくさないように注意が必要です。
今回は、どちらも意図的には固定されていないので、破壊することなく分解できます。
(写真4 ネジが外れてバーツに分かれた様子)

続いて、電池を交換するためには、電池のカバーのネジ(小)を2つ外します。小型ですが、こちらは+ネジとなっています。100円ショップなどでも販売している精密ドライバーで十分です。※ネジやパーツをなくさないように注意が必要です。
(写真5 電池のカバーのプラスネジを外す)

E259系成田エクスプレスには、2個のボタン形電池“LR41”が入っています。この写真ですと、左側がプラスになります。
(写真6 ボタン形電池LR41が2個入っている)

実際に交換してみた感想としては、キハ183系「旭山動物園号」の電池交換より少し手がかかります。
マイナスのドライバーなどを使いながらだと、少し作業がし易いかもしれません。
(写真7 少し手のかかる電池の出し入れ)

電池が交換できましたら、スイッチを入れて、赤いLEDが点灯することを確認します。
この際、カバーを閉じた状態と比べると、スイッチを操作しづらいので、難しければ点灯試験をパスして、一度車体カバーを閉じてから確認してもよいと思います。※前回と同じ
(写真8 赤いLEDが点灯)

あとは、逆順でセットしてすべてのネジを締めれば完了です。
このような感じで、電池を替えながら長く楽しく遊べると思います。
なお、電池の液漏れや、極性(+、-)を間違わないように、十分ご注意下さい。